前回に続き、展示作品の製作です
アイマスエキスポの作品製作その試作編という事で、現時点での作品の進捗をお知らせします。
前回は説明を省いてしまった改造について、具体的にお見せします。
展示作品のコンセプトにのっとて試作
まずは完成品(試作)の画像から
コンセプトに関しては具体的には前回を参照いただきたいですが、それにのっとり試作してみました。
それがこちらになります↓
試作という事で、一部妥協はあるものの(襟の再現、袖フリルの白線、髪飾りの金色ライン、肌色など)グラデーション具合などは見ごたえあると自負しています。
……しかし後述しますが、展示作品としては「ちょっと待った!」です。
改造箇所の説明
前項の画像を見ていただいて、改造箇所はお分かりになりましたか?
全然見つけられないと思っていただければ工作冥利に尽きます。
「身長を伸ばす(縮める)」となると真っ先にノコギリを手に取る方もいると思います。
しかし切断といえば聞こえはよいのですが、実際には破壊と消失をともないます。
極論、0.1mm延長したいのにノコギリで0.2mm無くしては意味がありません。
断面をきれいに整えるのに手間がかかる、というのもあります。
胴体に関しては、意匠が多くいためそれを崩さずに延長することが難しいです。
切断をせず、見た目もキレイに……となると素組状態でも見えていない場所に手を加えます。
そこで選ばれたのが、ブーツのファーの裏と腰パーツです。
ブーツについて
画像のように、ファーとスネは別パーツになっており、そこの隙間に0.9mmプラ板を張り付けています。
「パーツが浮いて隙間ができるのでは?」
と思われるかと思いますが、やってみると意外とわからないものです。
上の画像の右のブーツが無改造、左が改造した真乃です。
実際の展示では下から覗き込まなければ、まずわからないです。
腰パーツについて
(こちらについては今回の真乃では施していません。)
とはいえ、ブーツのみでは限界があります。
延長すればするほど、パーツの隙間は大きくなるからです。
そこで、ブーツの延長は1.0mmまでとし、残りは腰パーツにプラ板を挟むことにしました。
このパーツもまた(へそ、骨盤が造形されているのに)組み上げると見えなくなります。
簡単な比較画像(製作途中)
右が桑山千雪(ビヨスカ2、脚部2)、左が月岡恋鐘(ビヨスカ2、脚部2)の改造後の比較です。
それぞれ、0.2mmと2.0mmの延長です。
……はっきり言って、ぜんぜん違いが分からないと思います。
それこそ、ポーズをとらせて展示するので全く改造による差はわからないと思います。
ですが、実際に改造した本人にはハッキリと見て取れる違いに感じます。
この改造のメリットに、素組でも改造箇所がほぼ分からないというのがあります。
プラ板の破片と接着剤とカッターだけでできるので、塗装しない方にもおすすめです。
なぜ、この試作品は展示に適さないのか?
ではなぜ今回の真乃は、展示に適さないのか。
それは塗装の部分に原因があります。
途中のブーツの比較画像で気付いた方もいるかと思いますがこの真乃、すごく青いです。
上の画像は、「会場の明るさってこんなものかな?」と想定した画像です。
最初の画像との違いは、光源にあります。
撮影(および塗装作業時)はかなり明るく光をあてています。
しかし、会場はおそらくこんな程度(ライブもあるので、これ以上に暗い可能性もあり)の明かりしかないと思います。
このビヨンドザブルースカイが白く見えるのは、7年間で培われた「ビヨスカは白い」という思い込みです。(白以外のパーツとの比較で白く見える、というのもあります)
シャニマスをよく知らない人に「白い」と思ってもらえるかはビミョーです。
というわけで、実際に持っていく作品はもっと白っぽくすると思います。
この辺りは、試作してみてよかったと思いました。
10人塗ってから、塗りなおしはムリですから。
おわりに(お知らせ)
サークルカットに使った画像
サークルカットはまだ発表されていないので、使用した画像だけ張っておきます。
ここで使用している真乃が、今回説明に使用したものです。
ちょっと参加型な展示にするかも?
まだ全然未定ですが、シャニマス30msの良さを知ってもらえるような企画を考えています。
また、シャニマス30msについての質問、気になる事があれば聞きに来てください。
※当然ですが、「私個人の見解」をお答えします。そのレベルでも聞きたいことがあればぜひ聞きに来てください。
以上。
開催まで一か月切りましたね。
だいぶ展示に関しては固まってきたので、当日をお楽しみに。
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