『30MSシャニマスコンテスト』に投稿した作品ギャラリー|感想や所感など

プラモデル
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コンテストに投稿した作品ギャラリーです

2024/12/20~2025/1/19開催の公式コンテスト『30MS×シャニマス プラモデル投稿コンテスト』
テーマは「あなただけのアイドル

自身の方向性としては
「担当の甜花と30MSのシアナを交互で投稿するぞ!!」
……でしたが
「シアナを……コンテスト期間はProduceする……!!」
になっていました。

――シャニマスPがプラモで戦うことがどういうことか、見せてやる

『【白いツバサ】シアナ アマルシア』

コンセプト:(ゲームの初期カード)

開始即投稿(怖いから0:01あたりで投稿)

アイマスエキスポの直後だから手抜き、ではなく【白いツバサ】をタイトルしたいためあえての配色などはそのまま。
髪のグラデは、入れてみたらそう見えたので浅倉透意識という事にしてみました。

正直、”古代アイドルのノクチルの浅倉透”という語を使いたかっただけである。

『甜花にも できるかな / できたよ』

コンセプト:(メカ少女+バックヤードでの一幕)

さすがにシャニマスアイドルをビヨスカそのままビミョーか、という事でメカ少女甜花に。
ただ手足をメカにするだけでは芸がないので、左手と右足は生身にした。

コスプレで仕事に挑む甜花(タイトル)がどうなったか(画像&タイトル後半)という作品。
なので脱ぎ途中で顔に汗、だが満面の笑顔というシチュエーションだ。

コンセプトを文字で説明してしまうのもな……

衣装について

甜花ヘッド+霧子フェイス+スク水ボディ+ボディパーツA+スピ(リーパー)で作成。
実は見えないが、右足に汎用ジョイントをかませている。デカール1の汗も使用した。

塗装面は会心の出来だ、と完成時は思った。
白アーマーはパールとクリアホワイトを交互にコーティング。
ボディはストッキングを用いてカーボン調にしヴァイオレットに染めてその後に艶消しにした。
中央は唯一マスキングで塗り分けている。
が、後述通り写真には良さが写し切れなかったと痛感した。

スピを組んでたら「デビ太郎がいる!?」となったので、小ネタとして追加。

撮影について

個人的には「黒背景は失敗だったな~」と思う。
過去の受賞作のほとんどが「白背景」だ。そもそも細部が見えづらく印象も暗い。
前述の「撮影現場の裏手でのオフショット感」を出すためのセッティングだったが、独りよがりの演出だったと思う。
明るい印象の場面なら画面全体は明るいほうが良いのではないか。

『ありふれた―――』

コンセプト:(シアナの”ツバサ”)

お察しの通り楽曲『Dye the sky.』がモチーフ。
1投稿目の前後には構想があったのですが、技術面・表現面・撮影面で難産でした。

「挫折感」「いまのシアナとは?」……みたいなことをコンセプトにしています。

コンセプトも歌詞(タイトルと本文にも使用)にあるように、『シャイニーカラーズ』のコンセプトの輝きとは無縁のものです。
そもそも、『Dye the sky.』と『30MSシャニマス』は親和性が高いと常々考えていました。

(以下、歌詞語り)
シャニマスの言う「輝き」とはつまるところ「光の三原色(RGB)」なのです。ほか全体曲の中でも「虹」「光」「プリズム」などが歌詞に使われています。
その中でこの楽曲はいわゆる「色の三原色(CMYK)」がモチーフになっていることが特筆されます。
ここがポイントで、プラモデルも「色の三原色(CMYK)」なのです。
プラモは原則「RGB」で表現することはできません。使用するのは印刷と同じ「シアン」「マゼンタ」「イエロー」「キープレート」を用います。(模型は紙と違い「ホワイト」も使いますが)
それらの原色を混ぜ合わせ、自分だけの作品を生み出す……これって『Dye the sky.』と同じだと思いませんか?
「原色で作られた世界(キャンバス)の中で、自分だけのカラーを持て」というのが私の歌詞の解釈です。

狙ったわけではなかったのですが、一投稿目のシアナとリンクする形になっていました。
シアナはまだ模倣から入っただけのアイドル……これから一体、どんな色で輝きを放つのでしょうか?
……という段階なので翼はたたみ、衣装も色あせ(セピア調)にしました。

マントパーツについて

使用パーツは『30MM オプションパーツセット14 (マルチクロス)』

本コンテストにあたって「アイドルに翼を生やす」というのは、割とママある発想だと思いました。
実際エリエネなどの翼を使用する人が多かったです。

その中でどのように差別化するかとなった時に思いついたのが、『マント』に筆で描くという事でした。
……が私、イラストはもちろん絵画など絵の素養など一切ありません。にも関わらず立体物(それも複雑な面構成!!)に絵をかき込もうなどと、誰が考えたのでしょう。(わたくしですわ~!!)
紙にとりあえず『ガルディエーヌ』シリーズを参考に、紙にペンを使ってデザイン起こし。
それっぽくなったら今度は紙に筆……ですがこれが全くうまくいかず……。
とりあえずプラ板に筆で……おや? なんだか筆ムラのおかげでそれっぽいぞ。

という感じでメドが立ったので、下地塗装後に1~2時間ぐらい筆で書き込みました。
その後、衣装と同タイミングでクリアブラウンでフィルタリング。ホワイトそのままよりいい質感になってくれました。
ただ、グレー部分はもっと工夫すればよかったと思いました。
塗装前と違いが分からないですね。

「頼むから、翼に見えてくれ……!!」と思いつつ投稿していました。

衣装について

実はムダに時間を食ってしまった部分。
構図自体は、先に決めてから製作に取り掛かっていたので衣装がよく見えないのは想定していましたが、マントに意識を持っていかれていていざ実際にどう塗るかがノーアイディアでした。
色々考えた結果、「グレートーンに落として、その後クリアブラウンでセピア調に」という方向性に決めました。

あせた金色の表現としてカッパーを使用しましたが、これがなかなかいい味になってくれました。
まあ、投稿写真ではほぼ分かりませんが。

スカートの三原色部分も最初に決めていたのですが、「塗装の段取り」が悪く一度失敗。
投稿が半日以上も後ろ倒しになってしまいました。

撮影について

前述通り、構図は決めていました。
が、黒背景の逆光撮影という事で色々ライティングをいじって撮影していました。

最終的に、リングライト+レフ版を背景にシアナの真後ろからライトを当てて逆光にする、といった感じで撮影しました。

コンセプトにあるような「挫折感」を出すために、暗めにしたかったのですが黒背景でも結構明るい印象になりました。
いい写真になった、とは思っていたのですがコンセプトは伝わらないかもな……と思っていました。

『誰のでもない瞬間を』

コンセプト:(前作に対して明るく)

『ありふれた―――』の対になる作品。
「輝き」そして「希望」のある画にしました。

また、最終作へ向けて「模倣・借り物からの脱却」も意識しています。

衣装について

前作と同様、ビヨスカはカラー変更のみ。
そして、またしてもマントの使用(あまっていた前作の反対側)。

ビヨスカの改造の案が無く、塗装案も無いのでマントに凝った塗装をしようという発想。
5人に1人は「シャニマスっぽい!!」と思ってもらえそうな柄にできたと思います。

金を普通に塗るのもなぁ~、と思ったので白地に三原色でテキトーグラデーション。
意外ときれいになった。

撮影について

見せたいのが背中のパーツなのでまたしてもバックショット。

実はマントの裏地は別のグラデを施したので、それを捨てるのはもったいないかなと今更おもいました。

『響かせよう あの空の向こうまで』

コンセプト:(ちゃんと正面も見せよう!)

ここから最終作品以外は再撮影シリーズです。
バックショットが連続だと芸がないと思ってもう一案も投稿。

モノは『誰のでもない瞬間を』と同じ。
自分の脳内では最終作に続く想定ですが、再撮影シリーズは投稿と逆順なのでわかりづらくなってしまいました。

撮影について

ポーズの都合で横長の画像。
「横長の画像は受賞に不利か?」と予想していたので、ここ以外はあまり選択していません。

公式ギャラリーの表示が不安でしたが、いい形で切抜いてもらえてよかったです。

『黎明』

『展開、デビ太郎ビット』

コンセプト:(小ネタを消化)

「デビ太郎ビット」を塗ったはいいけど、『甜花にも できるかな / できたよ』ではほぼ見えなかったので展開状態という事で撮影。

元のコンセプトに則ると、仕事中(撮影中)のイメージ。

『輝いて、白い羽根』

コンセプト:(ゲームの初期カードver.2)

『【白いツバサ】シアナ アマルシア』と同じ、今回はシャニソンのパロディ。

撮り直しているが、ポーズがほぼ同じで画質が悪いので最初の投稿のアップにしか見えない。
この目新しさのなさは、粗造乱造になってしまった。反省点。

『【アイドルロード】シアナ=アマルシア』

コンセプト:(”アイドル”シアナのオリジナル衣装)

私がシアナへ送る彼女だけの衣装。

シャニマスのエンドコンテンツ「アイドルロード」を意識した作品。
知らないブレインに簡単に説明すると、『白きツバサ(初期カード)』を育てると専用衣装(正確にはユニットの初期衣装)になるというもの。

今回のコンテストを通して、シアナをプロデュースの最後にはこれしかないと思っていました。

衣装について

今回のレギュレーション的に、完全なオリジナルは不可能。
という事で、胸部は『 オプションボディパーツ タイプS03』にビヨスカのフリルを移植。

スカートはビヨスカのファー部分を分割、プリーツスカートとカスケードフリルを追加。
ファーを流用する都合、胴体が流用になったのは無念。

プリーツスカートおよびカスケードフリルは100均で買った折り紙を使用。
ホントはプラ板で作りたかったが、レギュの都合で仕方がない。
色は意識して合わせなかったが、かなり馴染んでいた。

髪色は(思い付きで追加した設定の)「浅倉透のマネからの脱却」を意識して白でグラデーションに変更。

撮影について

前述通り「アイドルロード」を意識しているので、一作目を踏襲。
しかし、ポーズは別。カードイラストでもポーズは変わります。

結局選べずに3枚で投稿。
個人的には1枚キチっとした写真を投稿したかったので、画を作る能力が足りなかったです。

総括と終わりに

製作・作品面

ここまで短期間で作品を作ったのは初めての経験でした。
作品案もなんだかんだほぼ開催期間中につめていました、なんなら仕上げ直前までテキトーな完成図しか頭にないという事もありました。

「コンセプト」と別に「何らかの技法を取り入れる」という目標があったのですが……やはり普段取やってない工作はうまくいかないものですね(カーボン風はギリギリのクオリティですね)

作風に関して、全体的に直前にあった『アイマスエキスポ』の影響が強く出たと思いました。
あのイベントがなければ、ビヨスカをオリジナルカラーで塗ることや折り紙を作品に取り入れるという発想はなかったと思います(というよりも、取り入れたくないという固定観念ありました)。

「目新しいもの」「人を引き付ける絵面」「他人にいいと思ってもらえる発想」など、これらはあの場にいたPから学んだところが大きいです。
本当にいいイベントでした。

内心・思ったこと

正直ビヨスカをオリジナルカラーにすることに抵抗感がありましたが、結構楽しかったです。
まだまだ出来る表現のある、いいプラモデルだと思います。
シアナをプラモデルを通してプロデュースしている、という感覚が確かにありました。彼女は私の担当である、と心の底から思っています。

終わりに

執筆時点では賞の結果は出ていませんが、やりたいことをやり切ったという満足感はあります。
とはいえ、悔いがないわけでもないので次回があればそれに活かします。

作品について「私が言いたいこと」のみの説明になっています。
なにか投稿作品に関して聞きたいことや気になる事があれば、ポストに返信で頂ければお答えできます

長くなりましたが、ご拝読ありがとうございました。

30 MINUTES SISTERS
『30 MINUTES SISTERS』(30MS)とアイドルマスター シャイニーカラーズがコラボ!プラモデル投稿コンテストを開催!

追記(2025/2/15):コンテスト結果発表を経て

結果は……?

2025/2/14のコンテスト結果発表に伴い追記。

結果はというと……私からは特に受賞はないですね。
受賞された方々、おめでとございます!!

ここからは、結果発表を踏まえての反省・考察となります。
(特定個人の作品について批評したりではなく、あくまで自分ベースです。)
この表現を使うことに懐疑的な方もいますが、あえて敗因について考えます。

ポイント1:コンテストテーマへの理解度

今回は『あなただけのアイドル』というテーマでした。
結果論ですが、このテーマへの解釈をミスったかなと思います。

ここでのアイドルというのは、「(私自身にとってい)どういうアイドルなのか」ではなく「このアイドルはこういう子です!!」ということ。

その点では、本文でも触れたとおり私の作品は「独りよがりが過ぎる」。それにつきると思います。
オリジナルのキャラクター性が重要ではなく「私のアイドルはこんなに素晴らしいですよ!!」というのを一番重要な柱にするべきでした。

私の場合は「シチュエーションの重視」に寄りすぎました。上記を先に立ててから、これを重視するべきかなと。

ポイント2:作品の方向性

今回は「基本はビヨスカの小改造」にとどめたのですが、これは結果でだけ見れば大失敗に感じます。

そもそも上記の方向性に定めた理由が

  • コンテ開始までにレギュレーションを精読できていない
  • 改造に対する発想力、アイデアが無く勝負にならない
  • そもそもビヨスカ改造に抵抗がある
  • オリジナルで行くには手持ちが足りない

など、とにかく後ろ向きな理由です。
とはいえ、できないと思っている以上はそれらを捨てて作品を作るしかないのです。

最後のシアナの衣装は、自分の殻を破れたかなと思います。

ポイント3:華がない

「華がない」というと少し抽象的ですね。
ようは写真を見たときに「言語がしやすい特徴」があるといいなと思いました。

方向性は様々ですが例えば、

・メインカラーをしっかりと設定する
・特徴的な小道具を用意する
・わかりやすい表情、シチュエーションにする

……など様々な方法が考えられます。

一応、結果を踏まえての考察ですが期間中も意識はしていた要素です。
そしてそれがことごとくズレていたかな。

反省は以上!! あとは次の作品に活かす

ここまで長文を読んでくださりありがとうございました。
読み飛ばしてきた方もとりあえずここだけお読みいただけると幸いです。

今回追記したワケは、負け惜しみを書き連ねたかったわけではなく、次回に活かせたらなというのが主題です。

受賞者と自身の作品の比較、それは賞を逃した人間の特権です。
受賞すると勝因に紛れて敗因になる要素が埋没しがちです。
受賞作品を分析して、自作に活かせば必ずその差は縮められるはずです。

……と、受賞していれば格好も付いたのですが私も道半ば。
30MSシャニマスに絞ってもまだ新作は当分は発売され続けるので、次回に向けて研鑽します。

追記終わり。

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